個々の紛争が,予想と反する形で終わった場合です。
弁護士は依頼者から話を聞き、それを前提にいろいろな手続を進めていきます。
ただ、依頼者からの話は、あくまで「その人が見聞きした情報」ですので、どうしても他方の当事者から見たら違うニュアンスのこともあります。1冊の本でも、表紙から見るのと裏表紙から見るのが異なるように、1つの事実についても、そのとらえ方によって複数の見方があるのです。
そのため,当初の予想と結論が異なることは,当然あるのですが,事件が終わるときまで,そのことについて,しっかりとフォローすることができなかったときは,自分自身,深く反省します。
当事務所が「しっかりと話を聞く時間を確保する。」ということに重点を置いているのは,このようなことを少しでも少なくしていくためでもあります。